if you have an idea and i have an idea and we exchange these ideas,
then each of us will have two ideas.

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やはり事業に掛かる経費は誰もが抑えたいと思うところ。自社のホームページや、その他のweb制作に関しても例外ではないと思います。ホームページを安く作ってくれる制作会社はたくさんありますが、リスクを理解したうえで利用する事を検討しないと「失敗してしまう」可能性が非常に高くなります。格安ホームページ制作を利用したいと思われている場合は、ぜひこの記事を読んでからご検討ください。

  1. 格安ホームページはなぜ失敗しやすいのか?
  2. 格安ホームページの使い道
  3. 制作者選びのコツ
  4. まとめ
  1. 格安ホームページはなぜ失敗しやすいのか?|神戸市のWEBデザイン・ORDERweb|オーダーウェブ

    格安ホームページはなぜ失敗しやすいのか?

    最近はCMSというシステムを使うと、短期間に大量のwebサイトが制作可能になっています。元々デザインも豊富に用意されているので好きなものを選ぶことができますし、初心者の方にも扱いやすくなっています。そのため制作側は、このCMSというシステムや、自社で管理しているテンプレートを利用して、格安ホームページを提供することが中心になっています。
    安価でホームページを依頼できるなら、発注側にとっては一見良い事に思えますが、実際には格安ホームページを選んだ多くの方から「失敗した」と相談を受けます。正確な数字は分かりませんが、体感9割以上の方が失敗しています。その理由の大前提は制作者側になって考えていただくと分かりやすいかもしれません。

    大量のホームページ制作を請け負う必要がある

    格安ホームページはその名の通り、非常に安価でホームページを提供します。制作者によっては5万から請け負う業者も存在しますが、よく考えてみてください。その額で経営を安定させるには、月間で何十というサイトを制作しなければいけません。そうなると、その制作者の目的は「ホームページの運用を考えて制作する」ことから「ホームページの大量販売」に変わってしまうんですね。

    仮に、格安ホームページを毎月10~20サイトを制作して納品したとしましょう。これを1年間に換算すると120~240サイトです。さらに5年経つと600~1200サイト作る事になります。
    確かに制作実績はものすごく見えるかもしれませんが「事業を運営していくために数を捌いているだけ」とも考えられます。こんな状態の制作者が1つ1つのホームページの内容や質を考慮している可能性は低いでしょう。

    ホームページ制作は作って終わりではなく、その後の運用を見直し、改善していくことで本来の力が発揮されるものですので、制作数をこなしているだけの可能性が高い「格安ホームページ制作」は利用するリスクが高いと言わざるを得ません。

    制作後のアドバイスやサポートが無いに等しい

    上述したように、格安ホームページは薄利多売の大量販売が目的になっているケースがほとんどです。その為、1人1人の顧客に対応している時間も余裕もない可能性が高いでしょう。そういったサポートや顧客対応を、格安ホームページ制作者が実施するには、制作に必要な時間を削らなければいけません。
    その結果、制作時間が確保されないため「手抜き制作のホームページ」ができる可能性が出てきます。格安ホームページ制作は、あっちを立てればこっちが…。的なことになりやすいのも特徴です。

    カスタマイズや修正には期待できない

    格安ホームページ制作は、元々用意されているデザインや機能。いわゆるテンプレートを使う事も多くあります。簡単に言えば、ホームページで使用する写真やテキストを、既存のホームページに載せ替えて提供します。これはこれで、格安ホームページを実現するための企業努力ですので、顧客が納得していれば問題ありません。
    ですが、ホームページにテンプレートを利用する場合には、制限が多くかかってしまう事がよくあります。例えば「12月はクリスマスだからデザインの違うキャンペーンページを作りたい」や「この部分にこんな機能を付け足してほしい」など、サイトを運用するうえで当たり前のような要求が通らないことが多くあります。

    テンプレートは言い換えれば大量生産品です。お菓子で例えますと「じゃがりこ」の中の1本だけ味を変えてほしい。みたいなものです。軽微な変更でも費用が発生する可能性が高いですし、複雑な変更となると、通常のカスタマイズ料金や修正料金よりも高くなるケースも多くあります。

    自然検索での集客はハードルが高い

    ホームページの運用目的が自然検索による集客なのであれば、期待することはできません。ブラックハットSEOが通用しない現在では、ユーザーが求めるものを提供することが最大の集客になります。そのユーザーを獲得する為には、ホームページ内のコンテンツを充実させることはもちろん、内部構造の最適化やマーケティングがかならず必要になってきます。
    ここまで読んでいただけたなら、格安ホームページ制作者がそんなことをしないのは分かっていただけると思いますので、自然検索を重要視する場合は、追加で制作費用をかけるか、ご自身で対応せざるを得なくなります。
    コンテンツの重要性については別記事にしてありますので、気になる方は下記よりご参照ください。

    サイト運用には欠かせないSEOを意識したコンテンツ作り|神戸市のWEBデザイン・ORDERweb|オーダーウェブ
    サイト運用には欠かせないSEOを意識したコンテンツ作り
    しっかりとSEOを意識してコンテンツを制作することで、内部のSEO対策の水準を上げることができます。

    いかがでしょうか?ざっと挙げただけでもホームページの制作・運用にとって致命的になる可能性が高い事が分かっていただけると思います。もちろん「当たり」の制作者を引ければ、全てが当てはまる訳ではありません。ですが、しっかりと丁寧にホームページを制作する・運用するための制作で「5万円」や「10万円」の費用なんてことは、経験上まずあり得ません。

    優秀なサイト制作をしてくれるのであれば、50万円でも「格安」と言っていいでしょう。ホームページは24時間365日、休まず顧客にアプローチしてくれる事業の財産です。制作費用が安すぎる裏にはしっかりとした理由が存在しますので、検討されている場合は注意しましょう。

  2. 格安ホームページの使い道|神戸市のWEBデザイン・ORDERweb|オーダーウェブ

    格安ホームページの使い道

    ここまで散々言っといてなんですが、格安ホームページ制作を完全に否定するつもりはありません。私自身が請け負う事はありませんが、状況によって「おすすめする」場合もあります。デメリットはたくさんありますが、それに当てはまらない運用目的であれば、費用は安く済みますし、メリットを感じられるかもしれません。

    事業の名刺代わりでサイトを作る場合

    集客を視野にいれず、事業全体の案内があって更新はしない、お問い合わせできる程度のホームページでいい場合は、格安ホームページでいいと思います。この場合は、ご自身で作ることも検討した方がいいかもしれません。

    チラシやウェブ広告が主体の場合

    テレビCMやウェブ上の広告、チラシなど、ホームページ以外で集客できるツールが確立されているのであれば、格安ホームページを検討する余地はあります。完全に集客が確立されているのであれば、ホームページすら必要ないかもしれません。

    SNSからの流入が主体の場合

    InstagramやFacebookなどのSNSからの流入が期待できるのであれば、格安ホームページでいい場合もあります。ただしSNSからの流入に対するホームページの評価は重要視される傾向が強いので、ホームページのクオリティを上げる必要があるかもしれません。

    いかがでしょうか?目的さえ合致すれば、格安ホームページの全てが事業のマイナスに働くわけではありません。しかしメリットは限定的ですので、安いという理由だけで利用してしまうと、痛い目を見ることにもなりかねません。初めてホームページを作ろうと考えている方は避けるのが無難だと思います。もしくはwebに詳しい専門の方に、アドバイスしてもらうことをおすすめします。

  3. 制作者選びのコツ|神戸市のWEBデザイン・ORDERweb|オーダーウェブ

    制作者選びのコツ

    ホームページ制作・運用にとって、制作者選びが一番重要と言っても過言ではありません。私個人の意見ではありますが、ホームページ制作を任せる時に目安となるポイントをご紹介したいと思います。少し制作者目線から考えている面もありますので、あくまで参考程度にと考えてください。

    制作実績は気にしない

    これは参考にすることはあっても、実績だけで決めてはいけないという事です。
    例えば、有名なタレントのブランディングページや、大手メーカーのコーポレートサイトが制作実績にあったとします。「有名どころのサイト制作を請け負っているなら大丈夫そう」と思われるかもしれませんが、制作会社には下請けを使って制作する会社も多くありますので、制作実績や制作数だけを決め手にするのは控えた方がいいでしょう。

    フリーランスを検討する

    上述した通り、制作会社は制作コストを下げる為、下請けに任せる事が多くあります。web業界は個人で仕事をしている方も多くいる為、下請けにフリーランスを起用することは珍しくありません。
    フリーランスに任せることで得られるメリットは多いですし、直に評価に結びつくので、手抜き・やっつけは行いません。少なくとも私は費用以上のものを提供しています。費用も安くなる傾向が強いため、ライティングが得意な人、SEO対策が得意な人など、ホームページの制作・運用の目的に合った人を選ぶことができます。

    クラウドソーシングは利用しない

    全ての方に当てはまる訳ではありませんが、クラウドソーシングで受注を請け負っている方は、制作費の安さをアピールする事が非常に多いです。格安ホームページ制作と捉えることもできますし、まだ制作を始めたばかりの素人の方も混じっています。
    評価を頼りに依頼することもできますが、一般の方が制作できる方に頼んだ場合は「すごく見える」「綺麗に作ってもらって満足」となるのは当たり前ですし、必然的に評価は高くなる傾向にあります。私もクラウドソーシングを利用して、何度か依頼したことがありますが、満足には程遠い内容だった経験があります。

    丁寧に説明してくれる人選ぶ

    ホームページ制作やweb業界に限ったことではありませんが、やはり丁寧に説明してくれる人を選ぶべきです。web制作は専門用語も多くありますし、費用もピンキリです。もちろん一般の方は分からない事の方が多いです。かといって必要な説明をしなかったり、難しい言葉を並べてくる人は避けた方がいいでしょう。説明を端折る人は論外と考えていいと思います。

    個人的な見解も含めているので、あくまでも目安としてお考え下さい。なかなか見極める事が難しいのも事実ですが、制作者選びは慎重に行うことをおすすめします。

  4. まとめ|神戸市のWEBデザイン・ORDERweb|オーダーウェブ

    まとめ

    いかがだったでしょうか?目的によって、格安ホームページは失敗する可能性が非常に高くなります。かといって高額なホームページが間違いなく正解とも限りません。判断が難しい事かもしれませんが、格安ホームページを利用する場合は、契約内容をよく理解したうえで発注することをおすすめします。

    どうしてもホームページ制作に迷われている場合は、良ければご相談ください。メリットを多く提供できるかもしれませんし、新規制作からリニューアルまで幅広く対応しています。
    ここまでお読みいただき、ありがとうございました。本記事を参考に格安ホームページ制作について理解を深め、適切なホームページ制作の判断をなさってください。